2006年06月11日

憧れ

ツーリング先で、たまに寄る丸太小屋の喫茶店があるんですが、
そこの常連客の一人、加藤さんに稲武の道の駅でお会いしました。
彼は、何台かのバイクを所有しているようで、その日はハーレーで来ていました。
喫茶店でお会いしても、殆どお話しすることはなかったんですが、
その日はなぜか話が弾んで、いろいろな話をしている内に
彼もシングルが好きで、SRXを所有しているとのこと。
でも、10年程前に車検が切れてから乗らずに放置してあるそうで、
よければ譲って下さるというので、今日、早速彼のお宅にお邪魔して来ました。

田舎暮らしがしたくて、10年程前に名古屋から引っ越してきたという彼の自宅兼、工房
は自分で建てられた丸太小屋で、田舎の中のまた田舎といった所に有りました。
彼は、そこで一人悠悠自適な生活を送っているそうです。
実は私もそんな暮らしをしたくて、田舎に土地だけは購入したのですが、
訳あって未だ実現できずにいます。
皆さんも一度や二度はそんな夢を見たこと有りません?

冬の間はバイクに乗れないので、こういうのを作っているそうです。
他に木工も好きだそうで、家具類は自分で作られたそうです。

早速バイクを拝見させて頂こうと思い、車庫をのぞくと・・・・!!
ラ・・ラベルダ!、モンテッサ!、ライラック!
SRXそっちのけで、そちらのバイクに釘付けになる私(^^ゞ
なんとまぁ、有るところにはあるんですねぇ。

肝心のSRXはというと、初期型600を新車で購入し所有していたという、
今では珍しい1オーナー車です。
部品取りとして購入を考えていたのですが、車両を見てしまうとそれでは可哀相で・・・
10年放置してあっただけ有って、程度はよくありませんが、
レストアして乗りたいという方がおりましたら、私が仲介しますので
気軽にご連絡下さい。(価格¥30.000)

純正部品は、一通り揃っています。

posted by simple at 22:31| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月06日

製品が出来るまで・・・その3

マスターの表面処理をして、雌型を作成します。
(画像がないので省略)

出来た型から製品を作成、塗装をして完成です。

FRP製品は、どこのメーカも同じ様に見えますが、
その製作工程は、全て違うと言ってもいい程、いろんな方法があります。
FRPが手作りであるが故に、皆さん独自の方法を考案し作っているからです。
それはある意味、企業秘密であり、人には見せたくも、教えたくも無い部分です。
せっかく制作過程を記載しても、説明不足で解りづらいかもしれませんが、
そんな訳ですので、ご理解下さい(謝)

posted by simple at 23:18| Comment(0) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月03日

製品が出来るまで・・・その2

今回のようなカウルを造る場合、カウル取り付けの位置出しが大変なので、
純正のカウルをベースに造るとその部分が省略されるため、普段はそうするのですが、
外装パーツには傷を付けずにお返しする条件でお借りした車両なので、
今回は何もないところから造ることにしました。
まずはベース造りです。ウレタンを貼り付けるためのベースをFRPで造ります。

ベースにウレタンを貼り付ける前に、アッパーカウルと車両に取り付けるための穴を先に造っておきます。この取り付け部分を先に造っておくと、造形の途中でも車両へ取り付けてバランスの確認などが容易に出来ます。純正のカウルをベースにすると、この部分が省略できるんですけどね。

できあがったベースに、ウレタンを貼り付けます。ウレタンには液体と、すでに発砲されて出来たブロックがあります。液体は必要な部分に必要な分だけ発砲させればよいので便利なのですが、
ベースがしっかりしてないと、硬化する時の収縮に負けて反りが出たりするので、今回はブロックを貼り付けました。ベースはかなり凸凹していますので、空いた部分だけ液体を使いました。
後は自分の好きなように削っていくだけです。


形が完成したら、表面を板金パテで仕上げ、マスターモデルの完成です。

posted by simple at 22:11| Comment(4) | 仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする